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水野哲也 名誉教授のご見解(東京科学大学/旧 東京医科歯科大学)
東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)
水野哲也 名誉教授のご見解
ライフキネティックについて ~ライフキネティックの基本的原理~
ライフキネティックは、ホルスト・ルッツ氏により考案されたプログラムです。ライフキネティックのプログラムでは、人間の動作の源である脳神経機構、特に楽しさを主とする「快」感覚を生み出すドーパミンの脳内分泌を促す比較的簡単な動き(運動刺激)から様々な知覚(視覚・聴覚)⇒判断⇒動作を用いる複雑な刺激を用います。また、ドーパミンの分泌を促す必要からライフキネティックでは、その動作の“出来栄え”というより、プログラムを実施することそのものを心から楽しみ・喜ぶことに注意を向ける(ジャジメントせず、動作(実施内容)そのものを楽しむ)プログラムです。よって、このプログラムは実施者の能力やニーズに合わせた刺激により、無理なく年齢や状態を問わず脳の可塑性を引き出すものであり、老若男女問わず多くの人々の脳および運動機能の改善に有効と言えます。
私は、以前、ソフトテニス競技の日本代表選手のコーチを務めていました。その際、当時日本代表選手であったS選手からのコーチ要請を受け、2016アジアソフトテニス選手権に向けた準備期に、ライフキネティックプログラムを提案し、(株)ウエルネスデベロップメント社の協力を得て、実施する機会を得ました。実際にS選手とそのパートナーであるK選手は、大会前の約半年弱の間、ライフキネティックプログラムを実施しましたが、その効果は顕著でした(大会の結果は、国別対抗戦=金メダル、ダブルス(個人戦)3位(結果、大会期間中は個人戦の準決勝で優勝したペアにファイナルゲームのジュースで負けた以外は、全勝でした)
前述しましたように、ライフキネティックプログラムは脳機能への働きかけである事から、準備期では特に(主に)日々の練習前にライフキネティックを継続的に行う事としました。私自身は、それにより大会に向けマンネリ化しがちな練習自体の強度やプレーへの反応性を維持、また改善されたと感じていますし、その結果、全体としてのコンディションレベル(クオリティ)が良好に進み、良い仕上がり(準備)が出来たと感じています。もちろん、プログラムを実施したS選手自身も「良好な準備とともに好調を維持できた」ことを実感しており、その要因にライフキネティックプログラムの実施があったと話していました。
ライフキネティックについてのインタビュー
(2016年1月当時)
2016年当時、東京医科歯科大学の教授でいらした水野先生。
水野哲也 教授(東京医科歯科大学 教養部 人間科学系 保健体育学分野)にお話を伺っております。
当時のインタビューをあわせてご紹介いたします。